どうも、yaccho0101です。
2017年から自動積立サービスのWealthNavi(ウェルスナビ) for SBI証券を利用しているのですが、こちらを通常版のWealthNaviに移行しようとしたことについて書きます。
WealthNavi とは
WealthNavi(ウェルスナビ)とは、ウェルスナビ株式会社が提供する国産ロボアドバイザー(通称ロボアド)による自動積立投資サービスです。「長期・積立・分散」をコンセプトに、定期的な積立入金をすることで、世界水準の金融アルゴリズムに沿ってプログラムが自動的に投資をおこなってくれます。
AIによるロボアド投資は、海外では2010年からBettermentがスタートしていましたが、ウェルスナビ社は2015年に設立され、ロボアドを日本に導入した先駆け企業となります。
またWealthNavi for SBI証券は、その名の通りWealthNaviとSBI証券が連携したことで生まれたサービスでSBI証券の口座を持っていれば簡単にアカウント開設ができるようになっています(ちなみに提携先は他にも多数あります)
移行しようとした理由
3年ほど積立をおこなってきたWealthNavi for SBI証券ですが、今回移行を考えた理由は主に2つです。
・お釣り投資サービス「マメタス」を導入したい
・コロナによる評価額の下落
ここでは主に一つ目の理由にあるマメタスがどういったものか紹介したいと思います。
お釣り投資サービスのマメタス
マメタスとは、同じくウェルスナビ社が提供しているアプリです。クレジットカード利用時の「おつり金額」(100円、500円、1000円)を設定し、おつりとして発生した金額が一定数貯まるとWealthNaviに入金されると仕組みになっています。
WealthNaviのようにまとまったお金を入れるのではなく、少額から積み立てていけるのが特徴で、アプリがリリースされてから使ってみたいと思っていました。
マメタスを使う際の制約
しかし、マメタスを利用するには制限があり、yaccho0101が使っているWealthNavi for SBI証券は現時点では連携対象外となっています。そのため新たに他のWealthNaviアカウントを開設する必要があります(もう一つの条件としてMoneytreeという家計簿アプリと連携させる必要もありますが、こちらはそこまで手間ではない)
一度アカウントを開設すると、複数のWealthNavi提携サービスを同時に持つことができないことに関しては、WealthNaviのサポートのよくある質問にも回答が掲載されています。
ただ、上記のように複数アカウントを持つことはできないが、現状のWealthNavi for SBI証券のアカウントを別のWealthNaviサービスに移行することができれば、マメタスが使えるのではないか、と考えました。
ついでにコロナによる評価額の下落があったので、開設当初と損益がほぼプラマイゼロになってしまったという2つ目の理由もあり、移行するならこのタイミングがいいかなと思いました。
実際に問い合わせてみた
上の質問についてはウェブサイトに掲載されていなかったため、直接カスタマーサービスに電話にて問い合わせをさせていただきました。
結論から言うとWealthNavi for SBI証券からWealthNaviへのダイレクトな移行はできません。
理由としてはWealthNavi for SBI証券で口座開設した場合、SBI証券内に特定口座を作るため、この資産を直接移管することができないということでした。
ただ移行が完全に不可能な訳ではなく、仮に移行するのであれば、以下の手順で可能だそうです。
- WealthNavi for SBI証券の資産を全て引き出す(=売却)
- 積立設定の解除
- WealthNavi for SBI証券を解約
- その他のWealthNaviサービスに開設申し込み
現行のアカウントを解約してから新しいサービスでアカウントを開設する。プロセス自体は比較簡単です。
ただし気をつけなければならないのが3と4の期間に制約があり、年初から年末までの間(同一年内)に解約と開設をおこなうことができません。サポートの方によると解約を11月末までにおこなえば、翌年の1月に新しくアカウント開設の申請ができるとのことでした。
約2ヶ月間とはいえサービスを使えないのは、個人的に機会損失だと思ったので、現時点での年内解約は見送るという決断をしました。
いまからWealthNaviを始めるなら
以上、WealthNavi for SBI証券からWealthNaviに移行しようとしたけど、今回は見送った話でした。
WealthNaviはロボアドという特徴柄、個別株がわからなくてもアルゴリズムがよしなに全世界に投資してくれるし、勝手にリバランス(投資状況の見直し)もしてくれるので、初心者にとっては気楽に始めることができます。
株価がある程度下がっているいまの状況であれば、マメタスが使えたり、キャンペーンが開催されていたりと提携サービスの選択肢もあるので、今後の資産形成の候補として検討してもよいかと思います。
ただある程度まとまったお金があり、WealthNaviを通じて長期的な投資を考えているならば、提携サービスよりもWealthNavi本体と契約した方が、年率1.0%の手数料が最大で0.9%まで下がる長期割が受けられるのでおすすめです。
…サービス開始当初はこんな割引なかった…やっぱり僕もWealthNaviと直接契約に変えたい…
ひとまずその時が来るのを待ちたいと思います。
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